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2007年7月 1日 (日)

もう一杯おかわりを

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昭和40年の初め、日本の家庭に電気炊飯器がひとわたり普及し終えたころ、炊飯器事業部では、学校や病院の給食、将来の外食産業の需要をみこして、業務用炊飯器の開発に着手し、試作品を完成させた。

それは、一度に大量のご飯が炊けるのはもちろんのこと、フタも軽く、ハンドル一つで炊きたてのご飯を取り出すことができたし、水洗いも簡単にできるものであった。
 

05608_03技術者たちは、試作品を持ち、勇んで本社での重役会にのぞんだ。開発のねらい、新製品の特徴等について熱のこもった説明が行なわれたが、重役たちの反応はもう一つ盛り上がったものではなかった。
 

やがて昼食の時間がきて、幕の内弁当が配られた。そこには、試作品で炊いたご飯が試食のために添えられていたが、そのご飯をおかわりした人が一人だけいた。幸之助である。

06730_013_1「この炊飯器のご飯、おいしいな。もう一杯おかわりを」
 

そのひとことは、技術者たちにとって、どのような激励やほめ言葉よりうれしいものだった。
 そのとき、この会議に出席していた技術者の一人は「食が細いということを聞いていたのに、もう一杯おかわりをと言われたときは、ほんと、もう胸がいっぱいになりましたね」と後に語っている。
 『松下幸之助エピソード集 人を見る眼 仕事を見る眼』
 (1990年5月 PHP研究所・刊)より転載

感動・感謝・感激から生まれる人間関係の絆とはこういうことの積み重ねなのでしょう。

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コメント

いつも ご愛読を頂き 有難う御座います。
今月も 又早々から例月の通り 仕事を兼ねて旅行に出掛けます。しばらくの間 ブログを休ませて頂きますので何卒ご容赦下さいませ。

4・3様へ
技術者(社員)に対し 親が子供に持つような 深い愛情に支えられ 励ましておられる様な光景が 目に浮かびますね。

4・3様へ
技術者への最高の労いと褒め言葉ですね。指導者は こうありたいものですね。

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